レーザー加工機ガイド - 選定の壺

ディスクレーザー

 従来YAGレーザーなどの固体レーザーの媒質の形状はロッド状が基本であり、ロッドタイプ固体レーザーの弱点である「熱レンズ効果」は避けられない問題でありました。それに対してディスクレーザーは固体レーザーでありながら独特の冷却法により「熱レンズ効果」は大幅に低減され、ビームモード、発振効率、出力変動、発散角などの安定度が向上し、使い勝手の良い新しいタイプの固体レーザーとして利用されています。

ディスクレーザーの原理としては、その名のとおりレーザー結晶は直径数ミリメートル、厚みは100〜200μmの薄ディスク状に形成され、ディスク自体は冷却用ヒートシンクにインジウム等によって裏面が接着されています。この技術によってディスクが変形したり剥がれたりすること無く、熱がヒートシンクから効率よく消散させることができるわけです。

ディスクレーザーは現在メディカル、産業用、学術研究用など様々な用途に使用されており、高い評価を得ています。



商社・販売代理店

株式会社オプトピア
ドイツ・イエナオプティック社のディスクレーザーを取扱。


メーカー

トルンプ株式会社
全出力範囲を通じて安定した同一のビーム品質が得られる高い耐久性の高出力ディスクレーザー。



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