レーザー加工機ガイド - 選定の壺

フェムト秒レーザー

フェムト秒レーザーとはレーザーのパルス幅をフェムト秒単位まで圧縮して発振することで非常に高いピークパワーを得ることができるレーザーです。その結果、アブレーション(※)効果により熱影響やデブリ・ドロスの無い高品質加工が可能です。用途としては産業用の金属、半導体加工やバイオ関連、レーザー治療に使われています。

レーザーの波長は800nm程度のものが多いです。光学系には分散補償ミラーなど特殊なミラーやレンズが必要であったり、発振機自体も高価でまだまだ敷居が高いと言えます。


※アブレーションとはエネルギーの集中したレーザー光をワーク表面に照射したとき、ワークの構成物質が原子、分子、プラズマ状態となって爆発的に放出される現象のこと。加工後のゴミ(デブリ)が残らず、熱影響の範囲も限定的になるため、高品質な加工ができる。

◆◆◆ 参考 ◆◆◆
ミリ:10の-3乗
マイクロ:10の-6乗
ナノ:10の-9乗
ピコ:10の-12乗
フェムト:10の-15乗
アト:10の-18乗



メーカー

サイバーレーザー株式会社
産業用高出力フェムト秒レーザーを取扱。


株式会社宇翔
アイシン精機と共同開発、高出力フェムト秒レーザーを取扱。


株式会社光フィジクス研究所
フェムト秒関連技術に特化し、フェムト秒レーザー関連機器を設計・販売。


商社・販売代理店

カンタムエレクトロニクス株式会社
ハイキューレーザー社(オーストリア)とRaydiance社(アメリカ)のフェムト秒レーザーを取扱。


プネウム株式会社
FEMTO LASERS社(オーストリア:http://www.femtolasers.com/)のフェムト秒レーザーを取扱。


丸文株式会社
オーストリア・フェムトレーザーズ社のフェムト秒レーザーを取扱。


アイシン精機株式会社
アメリカ・IMRA社のフェムト秒レーザーを取扱。


株式会社インデコ
ベラルーシ・SOLAR Laser Systems社のフェムト秒レーザーを取扱。


フォトテクニカ株式会社
Light Conversion社(リトアニア共和国)のフェムト秒レーザーを取扱。



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